ブルーノ氏のワイン造りは偶然の重なりで始まりました。
クロアチアでブドウ畑を所有している家は多いのですが、ブルーノ氏の祖父も小さなブドウ畑を持っていました。毎年秋には、家族全員が集まりブドウを収穫してワインを造り、それはとても賑やかなイベントでした。しかし、祖父が亡くなり、そのブドウ畑を続ける人はいなくなりました。
程なく、ブルーノ氏は大学を卒業しましたが、本当にやりたいことが見つからず、何となく祖父の残した畑でブドウの栽培をしていました。その頃、イストラのポレッチにあるワイン醸造の専門学校で1人分の空席があり、入学することにしました。そこで学びながら、常々先生や仲間から「ワインの才能がある」と言われ、ブドウやワインが好きになり、本気でやろう!と決意しました。
2005年に初めてエチケットを貼ったワインを出荷し、翌年からプロとしてワイン造りを始めました。ブルーノ氏は現在「ワイン」はビジネスより、ライフスタイルだと考えています。モットーは「愛・情熱・勇気」ワイン造りを始めて、自分の中にこんなにも情熱が溢れることに気づきました。
TRAPANの全てのワインはオーガニックワインです。
醸造時には、できる限り自然なワインを造り、常に新しいブレンドや造り方にチャレンジしています。メインの品種はイストラの土着品種「イストラ マルヴァジヤ」(白)と
「テラン」(赤)
CHE non CHEは、テランのスパークリングワイン。自然な酸味のあるブドウでの醸造は大成功でした。
イストラにある他のワイナリーとの違いは、斬新なモダンワインやプレゼンテーション、コミュニケーションのスタイルです。
もちろん、一番大切にしているのはクオリティです。
TRAPANのブドウ畑は12haあります。土壌は、鉄分の豊富な西イストラの赤い土(テラロッサ)30%にイストラ マルヴァジヤ、もう30%にテラン、その他にはメルロー、ガベルネ、シラーを栽培しています。
TRAPAN WINERYのモダンスタイルクロアチアワインを、是非お楽しみ下さい。